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イトウ

Japanese huchen
かっしーさんに対抗したくて折った。
使った紙は38センチのOKフェザーワルツ70kg。銀座の竹尾見本帖 at Itoyaで買った。四つ切しか売ってないが種類が豊富で、魚折る紙探すとき便利なのでよく利用してる。面白そうな紙見つけたとき気軽に試せるのもいい。

最近の課題は面の歪みの制御。デカい面の端を仕上げでいじったりするとズレが面全体に及んで凹むので、試作ではその辺も含めて調整してる。他にも薄い紙使ったり糊付けを敢えて抑えたり。今まで学んできたことと逆のことしている。厚さの目安はその作品が折れる限界とか、隙間という隙間を糊付けするといいとかいう話は昔から聞いていて実践していた。魚折るようになってから顕著に表れてきたのだが、自分の作風には合わないのかもしれない。
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ボンドルド制作過程

mdkさんが復活し数年間溜め込まれた作品が一気に放出されたのを見て再燃した22.5°系人物作品折りてえ欲と、1月に公開された映画観たのがきっかけです。観賞後即着手して完成したのは3月上旬。たまたま試作の写真が残ってたので今更ながら記事にしておきます。
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上半身は鶴の基本形から折った部分試作が上手くいったのでそのままダイヤ型にぶち込み、後は適当に拡張していった。カド配置はよくある1:√2の動物の基本形と大体同じ。白笛はインサイドアウトで折り出さにゃ意味ねえだろと思い、背割れの状態でカドを仮想の頭にかぶせるように前面に回す。当初はこれで白笛と同時に顔面の謎の一本線も表現できるという算段だったが、フチを微妙に折り返して表現するやり方は干渉部分の処理が面倒だし、そもそもあそこ白じゃなくて紫だから別にどうでもよくなった。劇中の装備がイマイチ把握できておらず、尻尾をシンゴジラ並みに長く出してもいいのか正直よく分かってない。白笛も普段は首からかけてるけど戦闘時は左胸だし。(折るの面倒くて断念)まあ折り紙的に都合のいい二次創作ってことで。
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2月、中止になった例会のかわりに数人で集まってた(今見返すと呑気すぎる)居酒屋で撮った完成率90%ぐらいの試作。ちなみに隣にあるのはskのオカメインコ。襟を折り出す都合、腕付近のヒダが巻き込まれるので造形の自由度に縛りがある。最終的に両手を水平に広げて虚空を仰ぐようなポーズに落ち着いた。多分これ以外は無理。踵だけ地味に悩んでて、本折りするときまでずっと放置してた。
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本折りに使ったのは世界堂で買った全判の上質紙。少し厚めのビオトープといった感触で、強度もあってそこそこ使える。ちょうどいい紙がないか都内を探しまくった。竹尾の通販で適当に注文したほうが安かったかもしれない。
白笛部分にだけ楮紙を裏打ちした。片面の全てではなく、必要な一部だけ裏打ちするのは果たして自分の中の理想と合ってるのかどうかでブレる。部分裏打ちがまかり通ったらわざわざ構造で色変える意義無くなるし。端から黒と白の紙があればよかったんだけど見つからなくて、要らん場所まで裏打ちするのは非効率的なので仕方なくこうなった。
装備の再現に紙使ってもまだ腕が長い。次折るときは背中に回してカートリッジを増強する予定。尻尾が長く出せたのは良いが仕上げ方が掴めてない。ディバインドラゴンみたいにもっと粘土的にこねてもいい気がする。踵はアドリブで折ってたら最適解に辿り着いた。
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版権モノ故どこかしらへの掲載は難しいと思われるので展開図も公開。頭部は紙が重なった状態で折り込んでいき、描くとなるとごちゃごちゃになるので省略。他人に折らせる気もそもそも無いしな。腰付近のポケットの構造が面白くて、腕の蛇腹と服との接続部分で整数比角度系っぽいことをしている。足周りの調整で、5年くらい前に折ってた22.5°系人物創作のノウハウが活きた。

HIPHOPと折り紙

折り紙とはHIPHOPであるという仮説。音楽を聴いてる時にふとHIPHOPの発祥が気になったので調べたら、折り紙と似通ったところがあったので考察してみる。
そもそもHIPHOPとは音楽ではなくて文化を指す言葉らしい。つまり、DJ、ラップ、ブレイクダンス、グラフィティ。これらを無理矢理折り紙にあてはめるのかというとそうではない。出来なくもなさそうだけど。気になったのが、それらの起源であり象徴ともいえるのが「サンプリング」であることだ。
サンプリングとは、過去の音源の一部を引用し、再構築して新たな楽曲を生み出す技法のこと。2つのレコードを使って、特定のフレーズをループさせたのがHIPHOPの始まりと言われている。また、ラップにおけるサンプリングの元となるのは音源ではなく歌詞とか文学作品とか。
創作折り紙も大体先人が生み出したパーツのサンプリングで作られている。4鶴とか座布団小鳥とかはモロ伝承基本形のサンプリングだ。前川悪魔はリミックスされまくってるし、専用ソフトで蛇腹作品を設計する様は打ち込みと似てなくもない。22.5°系などの角度の制約はラップでいうライム、韻踏みだ。引き出しの多さが物を言う。
似たもの同士であればフリースタイルバトルとか、一見相反するようであるHIPHOPの文化を折り紙界に取り入れれば普及活動に一役買ってくれたりするのではないか、と考えたところでTVチャンピオンとあまり変わらないことに気がつき、結局これ以上の発展は見込めなかったため妄言はここで留めておく。

折り図の媒体と収益

ツイッターは折り紙関連の情報収集に欠かせない。しかし脳死で漁っていると政治や芸能の折り紙とは関係ない、どうでもいい情報なんかも目についてストレスの原因になるので最近控えることを覚えた。ブログでの思考のアウトプットや、画像のシェアがメインのFlickrの利点を再確認する今日この頃である。TLだけ眺めていられるスマホと違って、PCだとトレンドの表示が煩わしいので対象国をサウジアラビアに変更した。アラビア語読めないおかげで助かる。

過去に「今後一切JOASやはうすには寄稿しません」という記事を出したのだが、数か月前あっさりと撤回することになった。探偵団マガジン180号参照。献本だけのコンベンション折り図集と違って、これはちゃんとした原稿料をいただける案件…のはず。昔展開図提供した時がそうだったから。
去年の名古屋コンベンション前の1週間で突貫工事で描いた講習用のやつがたまたま工程数が規定内に収まったのと、なんかもうストイックな姿勢を維持するのに疲れてきて自己顕示欲に負けたのが要因。いや、折り紙作家のキャリアとしては相当でかいアドバンテージだぞ、マガジンに折り図載るって。反響が個人販売の時と大差無いように感じるのはツイッターで宣伝した時に「折った人飯おごってください」とか抜かしたせいだと思う。学生は対象外なので存分に折ってもらって大丈夫です。

2年位前は、個人販売したほうが売れた分だけ収益増えるんだからそっちの方が断然良いだろと思ってて、ちょうどいい媒体を探すのに色々と試行錯誤した。JOASホールでの特別教室とかDLmarketとか。教室は参加者が定員の半分以下で、一部の愛好家には来てもらえたものの売り上げは芳しくなかった。っていうかそもそも、準備や運営の手間の元取るとか不可能なので売り上げなんて考えてたらやってられない。そう考えると折り紙シノギにしつつファンサービス同然の教室もこなすおりがみはうすのスタッフが超人過ぎる。DLmarketは始めてからすぐにサービス終了になってしまったので、現在はBOOTHに移行している。登録後の審査で待つ必要が無くて、即販売開始できるので最初からここ選べばよかった。新しい折り図を出すたびそこそこの売り上げをみせている。そこそこといっても市場自体がないので儲かってるのかいないのか何とも言えないが、今現在のリアルな販売数を言うとステゴサウルスが30部、コイが38部である。他は10部以下。宣伝ツイートのいいね数の半分もないと考えると虚しくなってきた。何がいいねだ。
なお適正価格は未だにつかめていない。当初は1工程10円で販売していたが、数か月前飲みの席で某氏にステゴが2000円は高すぎたという意見をいただいた。超特定の客層にならこれくらいにしても買ってもらえるだろうのスタンスだった俺も思うところはあって、コイを公開したときは自粛期間中のサービスも兼ねて500円で販売した。1工程あたり3円。売り上げは少ないが販売数は増えた。結果的に多くの人に手に取ってもらえたので、今後新作を公開した時にも買ってくれるかもしれないと考えれば悪くはないのではないか。

例会ってどんなところ

年度の節目ということで、春から上京しますって人や例会行ったことないって人向けの東京例会のすすめ。

そもそも例会とは何かというと、毎月だいたい最初の土曜日におりがみはうすの隣で行われる講習&新作発表&情報交換会のことです。参加者は多いときは30人、お年寄りから子供まで年齢層も様々。どんな内容なのかは公式ブログの記事を読んでもらえれば分かるかと思います。
あと日本の創作折り紙の最前線(たぶん)がここに集まります。刺激の強さはTwitterの比ではありません。私にとっては折り紙しに行く場所というか、折り紙のモチベーションを上げに行く場所ですね。創作のことで相談があったら色んな人(私含む)にどんどん声かけちゃいましょう。

講習は50分×2コマで、難しくてもコンベンション基準で☆3で2コマ。もしくは簡単なの2つを1コマずつやります。コンベンションと違って、講師には報酬が支払われます。1コマ1000円。これなぜかマガジンにもHPにも1文字も書いてない情報だけど別にいいよね。都合よく講習向けの作品ができたりしないという理由で不足しがちなのでやってみたい方は遠慮なく手上げましょう。講習未経験でも問題ありません。むしろここ以上に良い環境はないと思います。同じ部屋にその道のプロが何人もいるなんてコンベンションのそれではあり得ませんからね。

作品発表は書画カメラ越しにプロジェクターにでっかく写したり、現物を参加者に回して手に取って見てもらうこともできます。例会全体に言えることですが、若干内輪ノリとか年寄りの野次があるのでそういうの慣れてない人は注意。私はメンタル強めだったので今までスルーだったんですが、不適切な言動は今度から注意するよう心掛けます。胸張って発表しましょう。

情報交換会ではイベント告知やはうすの新刊情報、その他どうでもよかったりよくなかったりするニュースが聞けます。大学サークルのメンバーなら学祭の告知なんかをここでするといいかもしれません。

例会の流れはこんなかんじ。創作してる人だけでなく、他人の作品折る専門の愛好家でも楽しめます。たまに原作者本人がいて直接質問できちゃうこともあるし、未公開の試作や展開図をちらっと見せてくれる、かもしれない。

興味が湧いたら来てみてね。
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Author:楓
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